ストリート リプレイ ミュージック バランス
![]() 『フィジカル・カタルシス』 2020年8月 こまばアゴラ劇場 撮影:月館森 |
ストリート リプレイ ミュージック バランス
2022年7月24日(日)、29日(金)- 31日(日)
カフェムリウイ
[作品について]
スペースノットブランクが2019年よりリサーチと上演を連続して行なってきた、ダンスと作品、そして作品とメソッド、それらのどちらともつかない性質を保有する『フィジカル・カタルシス』。2020年8月の上演以降、そこに内包される「段階(フェーズ)」たちは独立することでより集中的な探究が施されてきた。ふたたび「段階」たちがゆっくりと重なり、そろそろ「層(クラス)」を成したいとしている。四つの「段階」を複合し、重ね、繋げ、結び合わせた『ストリート リプレイ ミュージック バランス』では、『フィジカル・カタルシス』のメソッドとしての態度が、どのように立ち上がり、作品として歩み寄ろうとするのかを考察し、披露する。
[クレジット]
演出・出演:小野彩加 中澤陽 山口静
保存記録:植村朔也
当日運営:花井瑠奈
宣伝写真:ダンオゥケ・カールソン
協力:東京はるかに
助成:公益財団法人セゾン文化財団
主催・企画・製作:スペースノットブランク
[コンセプト]
人、または身体の個性を対照化しようとする行ないの体裁は綺麗であっても、動きは優しくならない。尊重したいのはそれらごとの固有性とそれらのバランス。スクラムを成すのは身体の境目ではなく現象として生み出される動きの原理たち、環境であ(り得)る。それらの複合は「作品」をつくるための第一歩。これまでのプレゼンテーションで「段階(フェーズ)」として展開されてきたそれぞれの環境を「層(クラス)」として組成する。振付はファシリテーション。環境の境界に居座る帳を丁寧にかき混ぜ、渦にする。バブルが身体をスクラブする。
[チケット発売予定日時]
2022年7月9日(土)10:00 チケット発売予定
[前売券]
1,900円(ワンドリンク別 500円)
電子チケット/日時指定/全席自由/事前支払/クレジットカード決済・PayPay残高決済(ドリンク代は当日精算)
※一度購入されたチケットは、お客様のご都合によるキャンセル、返金、変更はお受けできません。
※車椅子席をご利用の方は、事前に必ずご連絡をお願いいたします。
[当日券]
2,500円(ワンドリンク別 500円)
当日精算
※前売券の販売状況により、販売を行なわない可能性がございますので、予めご了承ください。
[公開リハーサル+プレビュー上演]
2022年7月24日(日)公開リハーサル:16:00 – 18:00 プレビュー上演:18:30
※公開リハーサル及びプレビュー上演のご鑑賞にはチケットの購入が必要です。
※公開リハーサルのみ、またはプレビュー上演のみのご鑑賞も可能ですが、チケット料金の割引はございません。
※受付開始及び開場は、公開リハーサル開始と同時刻の16:00を予定しております。
※公開リハーサルは入退場自由となります。18:00から18:30はプレビュー上演のための準備時間となりますが、会場内にいていただくことができます。
※公開リハーサルの進捗により、プレビュー上演の開演が若干遅れる可能性がございますので、予めご了承ください。
※プレビュー上演の上演時間は40分から60分を想定して制作しております。
[上演]
2022年7月29日(金)19:30
2022年7月30日(土)18:30
2022年7月31日(日)17:30
※受付開始及び開場は開演の20分前を予定しております。
※上演時間は40分から60分を想定して制作しております。
[場所]
カフェムリウイ
〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷4-1-22 3F
小田急小田原線「祖師ヶ谷大蔵駅」北口より徒歩7分
[アーティスト]
小野彩加 おの・あやか(写真左):舞台作家。1991年12月30日生まれ。2016年から2019年まで多田淳之介率いる〈キラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-F〉に参加。ダンサー、パフォーマーとして、白神ももこ『絵のない絵本』、黒沢美香『6:30 AM』、浅井信好『はてしない物語』、かえるP『スーパースーハー』、三野新『アフターフィルム』、ピチェ・クランチェン『MI(X)G』、山崎広太『ダンス・スプリント』『ダンステレポーテーション』、ひとごと。『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』、ClariS『ClariS 1st 武道館コンサート 〜2つの仮面と失われた太陽〜』『ClariS 3rd HALL CONCERT in 舞浜アンフィシアター ♪over the rainbow 〜虹の彼方に〜♬』などの作品に参加している。
中澤陽 なかざわ・あきら(写真中央):舞台作家。1992年6月4日生まれ。映像作家として、室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉『リバーサイドホテル』『顔』などの作品に参加。パフォーマーとして、fabien prioville dance company『The SOMA Project』、藤田貴大『A-S』、ゆうめい『フェス』『〆』、三野新『アフターフィルム』、ヌトミック『ワナビーエンド』、福井裕孝『デスクトップ・シアター』、ウンゲツィーファ『ロイコクロリディウム』『Uber Boyz』などの作品に参加している。
山口静 やまぐち・しずか(写真右):ダンサー、振付家。1990年4月12日生まれ。ダンサーとして、たくみちゃん『―(dash)』、カゲヤマ気象台×日和下駄×山口静『名取川』、山崎広太『Becoming an Invisible City Performance Project〈青山編〉』、Baobab『笑う額縁』、スペースノットブランク『フィジカル・カタルシス』『ストリート』などの作品に参加している。
![]() 撮影:ダンオゥケ・カールソン |
フィジカル・カタルシス
ジャンルの越境。ではない舞台芸術のすべての価値を探究しながら作品をつくるスペースノットブランクが舞台芸術に成る以前のダンスを考察し、身体のために新しい動きのメソッドを確立する。
2019年より制作と上演を継続している『フィジカル・カタルシス』には複数のフェーズが存在する。2021年以降、『フィジカル・カタルシス』の名称を超えて、フェーズ単体で制作と上演が行なわれることもある。既存のフェーズとして「ミュージック」「リプレイ」「フォーム」「ジャンプ」「トレース」「バランス」「サイクル」「ストリート」「オブジェクト」がある。
それは多様な選択ができるものとする。
それは躰の内在と外在から構築される。
それは作家のためだけのものではない。
バランス
『バランス』では、社会に於ける「ツールとしての」ダンスを考察し、身体と動きが表象するコミュニケーションの「外」と、技術と振付の不成功により発生するアノミーの「内」とのバランスを探究する。
サイクル
サイクルは観測である。観測は自らのために行なわれる。連なり、蓄えられる再生不可能な日々と動きを、再生可能なメディアすなわち振付にする。数ヶ月にわたり観測し記録された動きを身体によって繋ぎ合わせる。自意識の外部でただ繋ぎ合わせた動きを、次に別の身体によって拾い上げる。生成された動きを複数の身体と関係させることで記録は開示され肥大する。身体の(身体による)カタルシスの次なるワークインプログレス。
ストリート
「動きが発生する環境」に焦点を当てる。多くの不確定要素をすれ違わせることで、動く身体がどうして空間を切り取るのか、繋ぐのかを両面から考察し、街(ストリート)での上演を実践する次なるワークインプログレス。
オブジェクト
物が動かされるとき、物は身体の動きに対応する。対応によって生じる動きすなわち振付は普遍的になる。普遍的な振付にも新しい動きがひそんでいる。想像の複数性を原点として、物に身体が動かされるとき、身体が物の動きに対応することにより生じる動きを拾い集める。物を媒介して他者の身体と繋がることで、対象(オブジェクト)は鏡像の自己の身体であると悟るのか。身体の(身体による)カタルシスを身体の外へと異化させようとする新しいワークインプログレス。
フィジカル・カタルシス
d-倉庫
2019年1月12日(土)19:30
スパイラルホール
2019年3月30日(土)14:30
シアター・バビロンの流れのほとりにて
出演者インタビュー|瀧腰教寛と花井瑠奈と山口静
2019年5月10日(金)20:00
2019年5月11日(土)18:00
2019年5月12日(日)16:00
THEATRE E9 KYOTO
2020年8月7日(金)19:30 上演中止
2020年8月8日(土)17:30 上演中止
2020年8月9日(日)13:30 上演中止
こまばアゴラ劇場
出演者インタビュー|花井瑠奈と古賀友樹|山口静と荒木知佳
イントロダクション|植村朔也
2020年8月15日(土)17:30
2020年8月16日(日)17:30
2020年8月17日(月)19:30
2020年8月18日(火)14:30
2020年8月20日(木)19:30
2020年8月21日(金)14:30
2020年8月22日(土)17:30
2020年8月23日(日)13:30
2020年8月24日(月)14:30
フォーム
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 創造活動室B[滞在制作]
ダンス・レジデンス滞在日誌『ほほえみ』
2019年11月25日(月)- 12月6日(金)
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 創造活動室B[作品試演会]
2019年12月6日(金)19:00
バランス
京都芸術センター 講堂
2021年3月11日(木)17:00
吉祥寺シアター
2021年3月20日(土)17:00
2021年3月21日(日)12:00
サイクル
BUoY[展示]
2021年9月3日(金)14:00 – 20:30
2021年9月4日(土)14:00 – 20:30
2021年9月5日(日)14:00 – 20:30
BUoY[上演]
2021年9月3日(金)19:15
スパイラルホール
2021年12月23日(木)13:00
ストリート
富士見市民文化会館 キラリふじみ アトリエ
2021年9月5日(日)14:00
大阪府内各所
2021年9月18日(土) 上演中止
2021年9月19日(日) 上演中止
2021年9月20日(月祝) 上演中止
オブジェクト
山吹ファクトリー[展示]
2022年3月17日(木)16:30 – 21:30
2022年3月18日(金)11:00 – 22:00
2022年3月19日(土)11:00 – 21:30
2022年3月20日(日)11:00 – 21:30
ストリート リプレイ ミュージック バランス
DANCE×Scrum!!! 2022 ステージプログラム
2022年7月23日(土)13:00 参加辞退
2022年7月24日(日)16:00 参加辞退
フィジカル・カタルシス
ダンスがみたい!新人シリーズ17
演出・出演:小野彩加 中澤陽 記録写真:bozzo 製作:スペースノットブランク 共催:d-倉庫 主催:「ダンスがみたい!」実行委員会
ダンサロン vol.6 ダンサロン・イン・プログレス
振付・出演:瀧腰教寛 花井瑠奈 山口静 演出:小野彩加 中澤陽 製作:スペースノットブランク 協力:リードオフジャパン株式会社 coconogacco 会場協力:株式会社ワコールアートセンター 主催・制作:ダンサロン実行委員会
東京バビロン提携公演
振付・出演:瀧腰教寛 花井瑠奈 山口静 演出:小野彩加 中澤陽 舞台監督:河井朗 当日運営:牛島青 記録写真:月館森 協力:ルサンチカ 提携:東京バビロン 主催・企画・製作:スペースノットブランク
こまばアゴラ劇場主催公演
振付・出演:荒木知佳 古賀友樹 花井瑠奈 山口静 演出:小野彩加 中澤陽 舞台監督:河井朗 音響・照明:櫻内憧海 制作:河野遥 保存記録:植村朔也 当日運営:冨田粥 カールソン美和子 記録写真:月館森 協力:プリッシマ ルサンチカ お布団 青年団 ヌトミック 東京はるかに おにぎり海人 松尾彩加 沢大洋 レジデンス協力:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 豊橋市 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 芸術総監督:平田オリザ 技術協力:黒澤多生(アゴラ企画) 制作協力:半澤裕彦(アゴラ企画) 企画制作:スペースノットブランク (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
フォーム
豊橋アーティスト・イン・レジデンス2019 ダンス・レジデンス
振付・出演:小野彩加 中澤陽 花井瑠奈 山口静 製作:スペースノットブランク 主催:豊橋市 公益財団法人豊橋文化振興財団
バランス
KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020
出演:荒木知佳 立山澄 演出:小野彩加 中澤陽 保存記録:植村朔也 制作:花井瑠奈 協力:Iwaki Ballet Company 東京はるかに 古賀友樹 山口静 主催:文化庁 NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
吉祥寺ダンスリライト vol.2
出演:荒木知佳 立山澄 演出:小野彩加 中澤陽 保存記録:植村朔也 制作:花井瑠奈 記録写真:金子愛帆 協力:Iwaki Ballet Company 東京はるかに 古賀友樹 山口静 製作:スペースノットブランク 主催・企画制作:吉祥寺シアター(公益財団法人武蔵野文化事業団)
サイクル
標本空間vol.1「無選別標本集」
クリエーションメンバー:小野彩加 つくにうらら 渚まな美 製作:小野彩加 [展示]インストーラー:中澤陽 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 ARTS for the future! 公益財団法人セゾン文化財団 主催:有限会社quinada 一般社団法人サンプル 株式会社アプレシア
Whenever Wherever Festival 2021:Mapping Aroundness──〈らへん〉の地図「未来アナーキー」
出演:小野彩加 鈴鹿通儀 山口静 演出:小野彩加 中澤陽 製作:スペースノットブランク 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(令和3年度港区文化芸術活動サポート事業助成) 公益財団法人セゾン文化財団 会場協力:株式会社ワコールアートセンター 企画協力:株式会社小林プロデュース 主催:一般社団法人Body Arts Laboratory
ストリート
キラリふじみ・ダンスカフェ
出演:小野彩加 花井瑠奈 山口静 演出:小野彩加 中澤陽 保存記録:植村朔也 協力:東京はるかに 製作:スペースノットブランク 助成:文化庁 文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会 公益財団法人セゾン文化財団 主催:公益財団法人キラリ財団
一般財団法人おおさか創造千島財団 2021年度 創造活動助成 for U30 上演中止
出演:小野彩加 花井瑠奈 山口静 演出:小野彩加 中澤陽 保存記録:植村朔也 協力:東京はるかに 助成:一般財団法人おおさか創造千島財団 公益財団法人セゾン文化財団 主催・企画・製作:スペースノットブランク
オブジェクト
標本空間vol.2「遊び場的ワークショップ集」
製作:小野彩加 インストーラー:中澤陽 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 協力:山吹ファクトリー 主催:有限会社quinada 一般社団法人サンプル 株式会社アプレシア
ストリート リプレイ ミュージック バランス
DANCE×Scrum!!! 2022 ステージプログラム 参加辞退
演出・出演:小野彩加 中澤陽 山口静 宣伝写真:ダンオゥケ・カールソン 製作:スペースノットブランク 助成:公益財団法人セゾン文化財団 主催:Baobab
フィジカル・カタルシス | |
ダンスがみたい!新人シリーズ17 | |
2019年3月24日(日) | 新人賞審査委員による講評 |
ステージナタリー | |
2019年4月29日(月) | スペースノットブランクが“舞台芸術に成る以前のダンスを考察” |
2019年5月10日(金) | スペースノットブランク「フィジカル・カタルシス」再演が本日から |
2019年8月27日(火) | こまばアゴラ劇場、2020年度春夏ラインナップを発表 |
2020年4月9日(木) | THEATRE E9 KYOTOの2020年度ラインナップが発表 |
2020年7月1日(水) | ダンスになる以前のダンスを考察、2020年版「フィジカル・カタルシス」 |
東京はるかに | |
2020年10月2日(金) | スペースノットブランク『フィジカル・カタルシス』イントロダクション 当日ver. |
2020年10月7日(水) | 再生されゆく舞台 スペースノットブランク『フィジカル・カタルシス』評 |
フォーム | |
穂の国とよはし芸術劇場PLAT | |
2019年5月1日(水) | アートによる魅力発信事業 「ダンス・レジデンス」レジデントアーティスト決定 |
バランス | |
批評 | |
2021年4月10日(土) | KYOTO CHOREOGRAPHY AWAD 2020 アワード審査について |
2021年7月18日(日) | 未だ見ぬ上演のモードを探して|竹田真理:小野彩加 中澤陽 『バランス』評 |
ステージナタリー | |
2021年1月22日(金) | 「吉祥寺ダンスリライト」第2弾が開催!公募ダンサーでBaobabの「笑う額縁」も |
2021年3月9日(火) | 若手振付家を対象とした新アワードが京都で、オンライン参加可能な観客投票も |
2021年3月20日(土) | 「吉祥寺ダンスリライト」開幕、vol.2に相応しい意欲的な作品が大集合 |
東京はるかに | |
2021年6月3日(木) | スペースノットブランク「劇場三部作」② バランス評 |
サイクル | |
ステージナタリー | |
2021年8月23日(月) | 松井周の標本室「無選別標本集」開催、20以上の“標本”に松井の短編も |
2021年12月8日(水) | 青山で4日間開催、パフォーマンスフェスティバル「WWFes 2021」 |
美術手帖 | |
2021年12月19日(日) | 都市がダンスになるパフォーマンス・フェスティバル。「Whenever Wherever Festival 2021」がスパイラルホールで開催 |
オブジェクト | |
ステージナタリー | |
2022年2月16日(水) | 松井周の標本室、標本空間第2弾はワークショップ集 |
2022年3月19日(土) | 「こういうワークショップをやりたかった!」松井周が標本室、第2弾に手応え |
ストリート リプレイ ミュージック バランス | |
ステージナタリー | |
2022年5月15日(日) | 「DANCE×Scrum!!! 2022」の全出演者決定 |