Spacenotblank


撮影:Dan Åke Carlsson

Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank
Formed in 2012 by duo dance and theatre maker Ayaka Ono & Akira Nakazawa as a performing arts collective. Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank explores the state and value of the performing arts while researching and developing new, original mechanisms, free from preconceived notions of the performing arts. Its creative roots are based on the communication that arises from specific environments and relationships, and actively collaborates with different artists on each production.

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
二人組の舞台作家である小野彩加と中澤陽が舞台芸術の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念に捉われず、独自の新しい仕組みを研究開発しながら舞台芸術の在り方と価値を探究している。固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源とし、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。2017年、第8回せんがわ劇場演劇コンクール グランプリ。2018年、下北ウェーブ2018 選出。同年、高松アーティスト・イン・レジデンス2018 選出。2019年、利賀演劇人コンクール2019 優秀演出家賞二席 受賞。同年、どらま館ショーケース2019 参加。同年、第29回下北沢演劇祭 新進気鋭の若手アーティストと創る舞台芸術 コード・コード・コード’19 演出。同年、穂の国とよはし芸術劇場PLAT ダンス・レジデンス2019 選出。2020年、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム KIPPU 選出。同年、鳥の演劇祭13 若手舞台芸術創作団体支援企画 選出。2021年、金沢21世紀美術館芸術交流共催事業 アンド21 選出。同年、穂の国とよはし芸術劇場PLAT 高校生と創る演劇2021 演出。同年、トーキョーアーツアンドスペース OPEN SITE 6 選出。同年、一般財団法人おおさか創造千島財団 創造活動助成 for U30 選出。2022年、KYOTO EXPERIMENT 2022 Shows 参加。同年、ヨコハマダンスコレクション2022 コンペティションⅠ 城崎国際アートセンター賞、若手振付家のための在日フランス大使館・ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル賞 受賞。2023年、芸術文化観光専門職大学 ダンスワークショップ実習B 講師。

Ayaka Ono
1/2 of Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank. Dance and theatre maker in Tokyo.

小野彩加
舞台作家。1991年12月30日生まれ。2016年から2019年まで多田淳之介率いるキラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-Fに参加。ダンサー、パフォーマーとして、黒沢美香『6:30 AM』、白神ももこ『絵のない絵本』、浅井信好/月灯りの移動劇場『はてしない物語』、大園康司 橋本規靖/かえるP『スーパースーハー』、三野新『アフターフィルム』、ピチェ・クランチェン『MI(X)G』、山崎広太『ダンス・スプリント』『ダンステレポーテーション』、山下恵実/ひとごと。『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』『はなれながら、そだってく。』、ClariS『ClariS 1st 武道館コンサート 〜2つの仮面と失われた太陽〜』『ClariS 3rd HALL CONCERT in 舞浜アンフィシアター ♪over the rainbow 〜虹の彼方に〜♬』などの作品に参加している。2018年度 – 2020年度、調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL メンバー。2021年度、松井周の標本室 メンバー。同年度、こまばアゴラ劇場 演劇を活用したワークショップ研修会 メンバー。2022年度、ANB Tokyo ANB Studio Program メンバー。
バイオグラフィー

Akira Nakazawa
1/2 of Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank. Dance and theatre maker in Tokyo.

中澤陽
舞台作家。1992年6月4日生まれ。映像作家として、室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉『リバーサイドホテル』『顔』などの作品に参加。パフォーマーとして、ファビアン・プリオヴィル/Fabien Prioville Dance Company『The SOMA Project』、藤田貴大『A-S』、池田亮/ゆうめい『フェス』『〆』、三野新『アフターフィルム』、額田大志/ヌトミック『ワナビーエンド』、福井裕孝『デスクトップ・シアター』、本橋龍/ウンゲツィーファ『ロイコクロリディウム』『Uber Boyz』、今野裕一郎/バストリオ『一匹のモンタージュ』、細川洋平/ほろびて『あでな//いある』などの作品に参加している。2018年度 – 2020年度、調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL メンバー。2021年度、2022年度、公益財団法人セゾン文化財団 セゾン・フェローⅠ。2022年度、松井周の標本室 メンバー。同年度、ANB Tokyo ANB Studio Program メンバー。
バイオグラフィー

2023年
かながわ短編演劇アワード2023 演劇コンペティション ファイナリスト 選出
芸術文化観光専門職大学 ダンスワークショップ実習B 講師

2022年
KYOTO EXPERIMENT 2022 Shows 参加
ANB Tokyo ANB Studio Program 参加
芸術文化活動支援事業 アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)第3回 選出

小野彩加 中澤陽
ヨコハマダンスコレクション2022 コンペティションⅠ 城崎国際アートセンター賞 受賞
ヨコハマダンスコレクション2022 コンペティションⅠ 若手振付家のための在日フランス大使館・ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル賞 受賞
ヨコハマダンスコレクション2022 コンペティションⅠ ファイナリスト 選出

中澤陽
サンプル 松井周の標本室 第3期 メンバー
公益財団法人セゾン文化財団 2022年度 セゾン・フェローⅠ 選出

2021年
一般財団法人おおさか創造千島財団 2021年度 創造活動助成 for U30 選出
Whenever Wherever Festival 2021: Mapping Aroundness──〈らへん〉の地図 未来アナーキー 参加
トーキョーアーツアンドスペース OPEN SITE 6 選出
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 高校生と創る演劇2021 演出
芸術文化活動支援事業 アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)第2回 選出
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ キラリふじみ・ダンスカフェ 参加
金沢21世紀美術館芸術交流共催事業 アンド21 2021年度採択事業 選出
かながわ短編演劇アワード2021 演劇コンペティション ファイナリスト 選出
吉祥寺シアター 吉祥寺ダンスリライト vol.2 参加

小野彩加 中澤陽
KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020 ベストダンサー賞 受賞(出演:荒木知佳)
KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2020 ファイナリスト 選出

小野彩加
こまばアゴラ劇場 演劇を活用したワークショップ研修会 2021年度 メンバー
サンプル 松井周の標本室 第2期 メンバー
週刊SPA!(2021年1月12日・19日合併号)ニッポンを変える100人 舞台・アート部門 選出

中澤陽
公益財団法人セゾン文化財団 2021年度 セゾン・フェローⅠ 選出

2020年
ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム KIPPU 2020年度上演団体 選出
鳥の劇場 鳥の演劇祭13 若手舞台芸術創作団体支援企画 選出
ストレンジシード静岡2020 the Park 参加
豊岡演劇祭2020 フリンジプログラム 参加
愛知県芸術劇場 第20回AAF戯曲賞 第一次審査 通過(作:小野彩加 古賀友樹 櫻井麻樹 瀧腰教寛 中澤陽 深澤しほ)
かながわ短編演劇アワード2020 演劇コンペティション ファイナリスト 選出

小野彩加 中澤陽
公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議 演劇人コンクール2020 上演審査 選出
調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL 2020年度 メンバー

2019年
穂の国とよはし芸術劇場PLAT ダンス・レジデンス2019 選出
かがわ文化芸術祭実行委員会 かがわ文化芸術祭2019 参加
愛知県芸術劇場 第19回AAF戯曲賞 第一次審査 通過(作:荒木知佳 小野彩加 古賀友樹 近藤千紘 高嶋柚衣 瀧腰教寛 中澤陽 西井裕美)
RAFT ラフトボール2019 参加
ダンサロン実行委員会 ダンサロン vol.6 ダンサロン・イン・プログレス 参加
第29回下北沢演劇祭 新進気鋭の若手アーティストと創る舞台芸術 コード・コード・コード ’19 演出
早稲田小劇場どらま館 どらま館ショーケース2019 参加

小野彩加 中澤陽
公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議 利賀演劇人コンクール2019 優秀演出家賞二席 受賞
公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議 利賀演劇人コンクール2019 最終上演審査 選出
公益財団法人舞台芸術財団演劇人会議 利賀演劇人コンクール2019 第一次上演審査 選出
調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL 2019年度 メンバー

2018年
高松市 高松アーティスト・イン・レジデンス2018 選出
SCOOL Mitaka! SCOOL!! 1st Anniversary!!! 参加
早稲田大学演劇博物館開館90周年記念 2018年度秋季企画展 現代日本演劇のダイナミズム 出展
第28回下北沢演劇祭 下北ウェーブ2018 選出

小野彩加 中澤陽
調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL 2018年度 メンバー

小野彩加
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ キラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-F 第3期 メンバー

2017年
調布市せんがわ劇場 第8回せんがわ劇場演劇コンクール グランプリ 受賞
調布市せんがわ劇場 第8回せんがわ劇場演劇コンクール ファイナリスト 選出

小野彩加
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ キラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-F 第2期 メンバー

2016年
小野彩加
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ キラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-F 第1期 メンバー

集団創作である以上、人間と人間が互いにコントロールするような仕方によって完成されてしまうという舞台芸術の矛盾について探究する。演出を二人で行なうことは私たちが私たち同士を平易に否定も肯定もできるようにしたいという考えからきている。そして仕組みそのものを作り出すこと。それら仕組みは、関係性に於けるあらゆる距離を試行する研究開発を継続することで醸成される。俳優と劇作家、ダンサーと振付家、パフォーマーと演出家のように、権力が生じる関係性の距離を改変して状態を作品ごとに発明する。これは、観客との見る、見られる、の関係性にも同様に適用される。観客は上演を見る存在であるが、観客自身が見られることはほとんどない。しかし観客席を含む観客を見えないものとしてしまうのは上演の都合でしかないと考え、観客を見える存在として受容する仕組みを採用する。現代社会に於いて鉤括弧で括られるあらゆる定義がその枠外の価値を保つ可能性があるということを作品と活動全体を通じて表現し、それらを見聞きした観客が一人でも多く既存の価値を超越した新しい何かを創造しようとするための活力になることを願う。
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク