松井周と私たち
振付家のジェローム・ベルと、タイ伝統舞踊家のピチェ・クランチェンが芸術的実践について互いに問い掛け合い検証する舞台『ピチェ・クランチェンと私』のアイデアをトレースする。舞台芸術の新たな価値を直向きに探究する[小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク]。演劇を通じて、人間と世界の虚実入り混じった仕組みを表現するユニット[サンプル]を主宰する劇作家・演出家・俳優の松井周。出自、創造性、世代など、あらゆる異なる点を持つ二組が舞台上で出会い、芸術的実践をはじめとして、現代日本の演劇界、延いては舞台芸術界全体に関する問いを共有し、検証する新しい舞台『松井周と私たち』として上演する。
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
松井周と私たち
2023年11月23日(木祝)- 27日(月)
こまばアゴラ劇場
原案:ジェローム・ベル『ピチェ・クランチェンと私』(2005年)
演出・出演:小野彩加 中澤陽 松井周
企画・製作:スペースノットブランク
主催:有限会社アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
2023年11月23日(木祝)- 27日(月)
上演日時の詳細は続報をお待ちください。
こまばアゴラ劇場
〒153-0041 東京都目黒区駒場1-11-13
松井周 Shu Matsui X/Web |
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劇作家・演出家・俳優。1972年東京都出身。明治学院大学演劇研究会で寺山修司や唐十郎のアングラ演劇に影響を受けたが、平田オリザの現代口語演劇と出会ったことをきっかけに、1996年に劇団青年団入団。2007年に劇団[サンプル]を結成、青年団から独立。2010年にニューヨークタイムズで「日本における最も重要な演出家の一人」と紹介された。2011年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。伊、仏、米、台湾に続き韓国では2020年から3戯曲が翻訳上演されるなど、国内外から評価を受けている。 |
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank X/Instagram |
二人組の舞台作家である小野彩加と中澤陽が舞台芸術の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念に捉われず、独自の新しい仕組みを研究開発しながら舞台芸術の在り方と価値を探究している。固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源とし、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。2017年、第8回せんがわ劇場演劇コンクール グランプリ。2018年、下北ウェーブ2018 選出。同年、高松アーティスト・イン・レジデンス2018 選出。2019年、利賀演劇人コンクール2019 優秀演出家賞二席 受賞。同年、どらま館ショーケース2019 参加。同年、第29回下北沢演劇祭 新進気鋭の若手アーティストと創る舞台芸術 コード・コード・コード’19 演出。同年、穂の国とよはし芸術劇場PLAT ダンス・レジデンス2019 選出。2020年、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム KIPPU 選出。同年、鳥の演劇祭13 若手舞台芸術創作団体支援企画 選出。2021年、金沢21世紀美術館芸術交流共催事業 アンド21 選出。同年、穂の国とよはし芸術劇場PLAT 高校生と創る演劇2021 演出。同年、トーキョーアーツアンドスペース OPEN SITE 6 選出。同年、一般財団法人おおさか創造千島財団 創造活動助成 for U30 選出。2022年、KYOTO EXPERIMENT 2022 Shows 参加。同年、ヨコハマダンスコレクション2022 コンペティションⅠ 城崎国際アートセンター賞、若手振付家のための在日フランス大使館・ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル賞 受賞。2023年、芸術文化観光専門職大学 ダンスワークショップ実習B 講師。同年、城崎国際アートセンター 2023年度 アーティスト・イン・レジデンス プログラム 選出。同年、京都芸術センター Co-program2023 選出。同年、吉祥寺シアター ダンス部2023 講師。同年、DANCE BOX 国内ダンス留学@神戸9期 Dance Makers Camp I 招聘アーティスト。同年、映画美学校 言語表現コース ことばの学校 第3期 演習科 創作クラス 専任講師。 |
小野彩加 Ayaka Ono X/Instagram |
©︎ DanÅke Carlsson![]() |
舞台作家。1991年12月30日生まれ。2016年から2019年まで多田淳之介率いるキラリふじみ・リージョナルカンパニーACT-Fに参加。ダンサー、パフォーマーとして、黒沢美香『6:30 AM』、白神ももこ『絵のない絵本』、浅井信好/月灯りの移動劇場『はてしない物語』、大園康司 橋本規靖/かえるP『スーパースーハー』、三野新『アフターフィルム』、ピチェ・クランチェン『MI(X)G』、山崎広太『ダンス・スプリント』『ダンステレポーテーション』、山下恵実/ひとごと。『花をそだてるように、ほんとうをそだてています。』『はなれながら、そだってく。』、ClariS『ClariS 1st 武道館コンサート 〜2つの仮面と失われた太陽〜』『ClariS 3rd HALL CONCERT in 舞浜アンフィシアター ♪over the rainbow 〜虹の彼方に〜♬』などの作品に参加している。2018年度 – 2020年度、調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL メンバー。2021年度、松井周の標本室 メンバー。同年度、こまばアゴラ劇場 演劇を活用したワークショップ研修会 メンバー。2022年度、ANB Tokyo ANB Studio Program メンバー。2023年度、Dance Base Yokohama レジデンスアーティスト。 |
中澤陽 Akira Nakazawa X/Instagram |
©︎ DanÅke Carlsson![]() |
舞台作家。1992年6月4日生まれ。映像作家として、室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉『リバーサイドホテル』『顔』などの作品に参加。演出者として、シライケイタ/温泉ドラゴン『悼、灯、斉藤(作:原田ゆう)』リーディングなどの作品に参加。出演者(パフォーマー)として、ファビアン・プリオヴィル/Fabien Prioville Dance Company『The SOMA Project』、藤田貴大『A-S』、池田亮/ゆうめい『フェス』『〆』、三野新『アフターフィルム』、額田大志/ヌトミック『ワナビーエンド』、福井裕孝『デスクトップ・シアター』、本橋龍/ウンゲツィーファ『ロイコクロリディウム』『Uber Boyz』、今野裕一郎/バストリオ『一匹のモンタージュ』、細川洋平/ほろびて『あでな//いある』などの作品に参加している。2018年度 – 2020年度、調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL メンバー。2022年度、松井周の標本室 メンバー。同年度、ANB Tokyo ANB Studio Program メンバー。2023年度、Dance Base Yokohama レジデンスアーティスト。2021年度 – 2023年度、公益財団法人セゾン文化財団 セゾン・フェローⅠ。 |