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小野彩加と中澤陽|『ウエア』メッセージ

ご来場の皆様、ならびに出演者、スタッフの健康と安全を十全に考慮し、公演を実施いたします。

新型コロナウイルス感染症への対応、対策については、以下をご覧ください。
◉新型コロナウイルス感染症への対応、対策について(2020年3月1日時点)


『ウエア』がはじまります。

保存記録の植村朔也さんが物語の内側と外側を繋ぎ、ご来場の皆様の想像による次の物語を生み出します。上演前の簡単なイントロダクションも行なっていただきます。

今回の公演から参加いただいている制作の花井瑠奈さんがレセプショニストとして観客の皆様を物語へご案内します。

舞台監督の河井朗さん、音響と照明の櫻内憧海さんにより空間の全体像が構築され、物語の土台になります。

stackpicturesの皆様には「舞台映像サポートプロジェクト」として物語をサポートいただいており、「長いオープニング」と「読むためだけの言葉」を制作いただいています。

額田大志さんの音楽が空間を切り貼りして、物語のイメージを助長します。

荒木知佳さん、櫻井麻樹さん、瀧腰教寛さん、深澤しほさんは、物語の原初であるアメーバとして、舞台を徘徊しながら物語を生み出し、実演します。

『ウエア』がはじまります。

2018年の6月から、池田亮さんと協働する構想を話し合い、原作の制作を進めてきました。『ウエア』というタイトルも2018年の6月からありました。舞台のための戯曲ではなく、物語のための小説のような形で書くことを決めて、じっくり時間をかけて書いていただいた結果、誰もいないメーリスに送り続けたメールが原作になりました。2018年の6月から、2020年の1月まで書き、送り続けて、メールに書かれた物語を池田亮さんの一部として受け取り、物語からイメージを抽出しました。物語は断片として、メーリスに送り続けたメールのように、言葉の集合体のように、なっているかもしれません。

池田亮さんは、自身が主宰する演劇ユニット「ゆうめい」にて、自身の実話を基にした物語を多く書いています。人にはそれぞれの生活があり、過去があり、それらはそれぞれに興味深く、人はそれらを共有することでわかり合おうとするわけですが、池田亮さんはそれらを物語として表現し、観客と共有しています。そしてその物語として表現する力量は、はかりしれません。

だから、池田亮さんが書くより純粋な物語を知りたいと思いました。
そしてできあがった『ウエア』は、池田亮さんが書いた現代の「神話」となりました。

物語の断片であり、メーリスに送り続けたメールであり、言葉の集合体であり、それらのイメージによって「私が私である」ことを自覚させられる池田亮さんの「神話」をスペースノットブランクとCHAOTICなコレクティブにより舞台にしました。DRAMATICなアドベンチャー、かどうかはわかりませんが物語を舞台に並べて待っています。未だ眠っている私たちの目覚ましを鳴らされようとする皆様のご来場お待ちしております。

今日も良い一日をお過ごしください。

2020年3月11日[水]
小野彩加 中澤陽


◉ウエア|作品概要
◉植村朔也|『ウエア』イントロダクション
◉荒木知佳と櫻井麻樹|『ウエア』出演者インタビュー
◉瀧腰教寛と深澤しほ|『ウエア』出演者インタビュー
◉額田大志|『ウエア』インタビュー
◉池田亮|『ウエア』インタビュー

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