Spacenotblank

ささやかなさ

『ささやかなさ』は、松原俊太郎が戯曲を書き、荒木知佳と古賀友樹と西井裕美と矢野昌幸が出演し、小野彩加と中澤陽が演出する舞台作品です。

人間と人間を目の前にして、言葉の集会所に集まるように舞台を作り、しかしわたしたちは漂うだけかもしれないというささやかさを描きます。すべての舞台の価値を探究するスペースノットブランクが、台詞によって制御された現代の人間と人間の境界線の存在を受容し、反発し、舞台に表します。


ささやかなさ、が書かれるに至った誰かのささやき


2019年はスペースノットブランクとの出会いの年でした。メールで言いたい放題言い(すみません)稽古にも出ず(致し方ない)に迎えた『ささやかなさ』高松公演の初日、観客のひとりとしてその場にいた私は、シンプルに感動していました。キボーと言ってもいいかもしれません。

高松公演はひとまずの終わりを迎えました。戯曲はひとつの上演が終わってもまだ終わりません。書き終えた段階で一度終わりを迎え、上演と公演で終わりを迎え、次の上演を待望しています。いずれの終わりも大変でしょうが、ことさら強調したいのは、一度目の終わりのことです。家から一歩も出ず、音楽と首振りのなかで一日とも呼べない時間と格闘するのです。ほんとうに終わらせないといけないのか、誰かが勝手に終わらせてくれればいいんじゃないか、そう思うことしばしばですが、いまだそのようなブン投げかたはできていません。『ささやかなさ』も、ものすごく強く「む」のキーを叩いて終わらせたつもりでしたが、いざ舞台上にいるふたりの俳優を前にすると、もっともっと人物たちが発話し発動する姿を、ないはずのつづきを、見てみたくなってしまいました。この身勝手かつ稀な思いを尊重していただけるそうなので、さらには二名の俳優が加わるとのことなので、東京公演では、よりたくさんの『ささやかなさ』を発生させたいと思っています。

松原俊太郎

かがわ文化芸術際2019参加公演
2019年10月24日(木) 19:00|MOTIF
2019年10月25日(金) 19:00|MOTIF
2019年10月26日(土) 14:00|MOTIF
2019年10月26日(土) 19:00|MOTIF
2019年10月27日(日) 14:00|MOTIF

公演中止|SCOOL
2020年5月22日(金) 19:30|SCOOL
2020年5月23日(土) 13:30|SCOOL
2020年5月23日(土) 18:30|SCOOL
2020年5月24日(日) 13:30|SCOOL
2020年5月24日(日) 18:30|SCOOL
2020年5月26日(火) 14:30|SCOOL
2020年5月26日(火) 19:30|SCOOL
2020年5月27日(水) 19:30|SCOOL
2020年5月28日(木) 19:30|SCOOL
2020年5月29日(金) 14:30|SCOOL

かがわ文化芸術祭2019参加公演

撮影:Dan Åke Carlsson

かがわ文化芸術祭2019参加公演
作:松原俊太郎
出演:古賀友樹 西井裕美
演出:小野彩加 中澤陽
デザイン:松田泰典
協力:プリッシマ 24EP 株式会社 広真 FooDoo’s
主催・企画・製作:スペースノットブランク
共催:MOTIF
助成:公益財団法人セゾン文化財団
後援:高松市

ステージナタリー
2019年9月1日(日) スペノ×松原俊太郎がコラボ、“漂うだけかもしれないというささやかさ”描く
2019年10月24日(木) スペノ×松原俊太郎が描く“ささやかなさ”「考えても考えても思惑は思惑のまま」
2020年3月17日(火) スペノ×松原俊太郎「ささやかなさ」香川公演経て東京で再構築、出演者は4名に
東京はるかに
2019年12月22日(日) テクストの宙を漂え――スペースノットブランク『ささやかなさ』評

Back to Performances