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深澤しほ Shiho Fukasawa WebX
©︎ comuramai
1990年生まれ。2015年に映画美学校アクターズコースに入所以降、小劇場の舞台作品に出演を重ねる。
最近は舞台創作のさまざまな創作現場を経て、環境が要請する自身の在り方と、それを受け入れる/抗うことついて考えている。

レポート
城崎国際アートセンター|深澤しほ:小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『言葉とシェイクスピアの鳥』KIAC滞在レポート③

訊ねる
訊ねる:深澤しほ
答える:大石英史

深澤しほ:1.占いは信じますか? 信じる/信じない理由を教えてください。また占いにまつわるエピソードがあれば聞かせてください。
大石英史:信じたくないけど、信じている気がします。
星座占いでラッキーカラーが黄色だったら、その日に自分の持ち物に黄色があるかを意識してしまいます。占いを読んだり見たりしてしまうと、それに何らかの影響を受けてしまいます。
エピソードなのかは分からないのですが、、、
母は、朝の情報番組を見ていて占いが始まるとチャンネルを変えます。そして、僕自身も母と同じようにチャンネルを変えます。僕の占いへの感じ方は、母からの影響が大きいように思います。

深澤しほ:2.なんのジャンルでも、どんなもの/ことでもいいので、いま一番人にお勧めしたいものを教えてください。
大石英史:5月25日に下北沢で開催される「マンドラゴラ」というお笑いライブです。
前回の2月に開催された「マンドラゴラ」に、僕は知人に連れられて行きました。そこでの体験を今も引きずっています。
舞台上でのネタやトーク、客席からの笑い声の双方向によって、その場の笑いの基準が変容していく様に感動しました。何を笑うか/笑わないかということ自体、社会性の高い行為であるなと思いました。目の前で起きる出来事の何に笑い、笑わないかで、その場での倫理観が形成されていく様子に、お笑いライブってこんなに凄い場所だったのかと静かに興奮していました。
また、たくさんの芸人さんが出てくるので、たくさんの価値観を一気に浴びれるのも素敵に感じた点です。それが「笑い」というその場で生まれた基準によって、何かしら統一されたものとして楽しめること自体も面白かったです。
終演後、知人に「いつもお笑いライブってこんなに凄いのか」と聞いたところ、「今回のは特にすごかった。出演者とお客さんによって大きく左右されるから、毎回そうなる訳ではない」と回答がありました。なので、僕のような体験ができることは約束はできませんが、あの体験を他の人もして欲しいという思いがあり、「マンドラゴラ」をお勧めします。

深澤しほ:3.自分のお金でいちばん最初に買った音楽はなんですか? その音楽の思い出も教えてください。
大石英史:レベッカの「フレンズ」のシングルです。
フジテレビ系列で放送されていた「リップスティック」というドラマの主題歌でした。
友達と購入しに行ったような気がします。友達はブラックビスケッツのCDを買っていました。でも、友達と買いに行ったのは、また別のCDのときだったかも知れません。友達がブラックビスケッツのCDを買った出来事はなぜか鮮明に覚えています。

答える
訊ねる:永山由里恵
答える:深澤しほ

永山由里恵:1.俳優をしていて楽しかったこと
深澤しほ:1.客席で作品を見ていて、なんて素晴らしい俳優なんだ…! と思った方と共演できる機会に恵まれたときです。

永山由里恵:2.一番最初の記憶はどんな記憶ですか?
深澤しほ:2.いちばん初めの記憶…思い出せる限りでは多分幼稚園の頃なのですが、時系列がまったくわからないので感情別で整理してみました。2つ紹介します。
・嬉しい
幼稚園の帰りの時間に親を待っているとき、絵の上手な先生のところにノートを持って行って絵を描いてもらいました。
丘の上に虹がかかっていて、虹の下でクマと、うさぎと、風船を持った女の子が手を繋いでにこにこしている絵です。完成した絵ももちろん好きだったのですが、さらさらと絵を描く先生の様子と描いている時の優しい表情が好きで、何度も何度も書いてもらった記憶があります。
最後にふわーっと虹をかけてくれる瞬間が好きでした。
・嫉妬と恐怖
家の前で遊んでいた時のことです。
足で蹴って進むタイプの車のおもちゃが好きで、家の前でよく乗り回していたのですが、その日は向かいの家に、わたしよりも小さな子が遊びにきていました。
その子の周りには4人の大人たちがいて、かわいいかわいいと微笑ましくその子を見ていました。
するとその子は私のほうを見て、駆け寄ってきました。大人たちは「あ! 車があるよ!」といったりしてその子が車に向かうのを見ていました。
私は、知らない子に大事な車がとられる! と思って、その子が車に手をかける前に、車を引き離したところその子が転んで泣いてしまいました。
転んだ子どもを見た向かいの家の4人の大人たちがこちらに向かってきて、泣いている子を抱き上げ、わたしをぐるっと取り囲んで「なんでこんなことしたの?」と見下ろしてきました。私は「このくるまはわたしのだから!」みたいなことを言って家に逃げ込んでおばあちゃんに抱きつきました。
見上げたときの大人の4つの怖い顔はいまでも覚えています。

永山由里恵:3.生まれ変わったら何になりたい?
深澤しほ:3.生まれ変わったら、地球以外の星の生命体になりたいです。

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