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クローズド・サークル|ステートメント

過程の集積が上演になる。日々の創造と練習の結果が上演として観客に共有された時点で、過程の一挙手一投足は一作品としてすでにまとめあげられている。上演のフォーマットを決めた後に過程をはじめようとするのが『クローズド・サークル』の全体像になる。上演に於ける意味伝達の仕方を新構築しようと立案し、スペースノットブランクの生むテキストとそれから成るパフォーマンスを直接伝えることを目指すものである。

今回のパフォーマンスでは、2018年と2019年に「ダンス」と「演劇」のフォーマットで制作と上演を行なった『共有するビヘイビア』に「クローズド・サークル」のフォーマットを適用する。出演者には古賀友樹氏と鈴鹿通儀氏を迎えた。クローズド・サークルは推理小説のジャンルとして存在する言葉で、外界との接触が断たれた状況を扱う作品を意味している。しかし「クローズド・サークル」のフォーマットが扱うのは時空間についてではなく、上演に於ける「閉じられた過程」についてである。

意味を認識するために原理的な人間の身体機能を活用して、スペースノットブランクが継続してきた過程に相応しいであろう新しいとも古いともわからない上演の仕方をやってみる。

2021年11月10日(水)
小野彩加 中澤陽


クローズド・サークル|作品概要

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