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アントン・チェーホフ『熊』|ステートメント

古賀友樹という人間がいます。俳優をやっています。はじめての作品から参加して(作品を一緒に作って)くれています。

古賀友樹を紹介したいと思いました。そしてそれにもっとふさわしい作品が「熊」だと思いました。

古賀友樹は女性と男性の間という意味での中性的な身体と、非日常と日常の間という意味での中性的な身体の、どちらもの間という意味での中性的な身体を持ち合わせているからです。

古賀友樹が「熊」の登場人物すべてを描くことで、その価値を余すところなく紹介できると考えました。

古賀友樹が1人で台詞の掛け合いをする様を想像するだけで、笑みが溢れてきます。

古賀友樹を知らない人からしたらどんな冗談かと思われるかもしれませんが、ぜひこの機会に知って欲しいです。

古賀友樹という1人の俳優が、戯曲や演出を超えて舞台のクオリティを生むことができるということを舞台芸術市場に、舞台を作る人に、舞台を見る人に、知って欲しいです。

古賀友樹は単に目に見えるだけの出演者ではなく、舞台を上演するにあたってあらゆる目に見えない環境と対峙しているということを。

2019年6月26日(水)
小野彩加 中澤陽


古賀です。

利賀演劇人コンクール2019の最終上演審査でチェーホフの『熊』を1人で演じるということでプレッシャーが重くのしかかっています。

でも考えてもしょうがないのでひとまずやってみようと思います。

2019年6月26日(水)
古賀友樹


アントン・チェーホフ『熊』|作品概要

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