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クラウドファンディング|徳永京子:応援メッセージ

 公式サイトに「コレクティブ」とあるので、劇団という表現は適切ではないのだろうけれど、一旦ここでは許してもらうとして、以前から、日本で一番ラディカルな劇団はスペースノットブランクではないかと思っていた。理由は作品数。まるで息を吐くリズムで、しかも毎回角度の違う身体系哲学作品をつくってくる。けれど「悲劇喜劇9月号」への寄稿を読んで考えを改めた。そこに「俳優として外部に呼ばれると、稽古時間外にせりふを覚えてくる作業を要求される」ことへの疑問があった。稽古初日にはせりふを暗記しているのが俳優のあるべき姿と長く盲信していた私には、目の醒める一文だった。スペノのラディカルさはもっと根本的だった。創作を通して真新しい価値観を提示し、あらゆる前提を揺さぶってくるこの人達に、さらなる注目と応援が集まることを願っている。

©︎ 宮川舞子
演劇ジャーナリスト
徳永京子 Kyoko Tokunaga
朝日新聞に劇評執筆。演劇専門誌act guideに『俳優の中』連載中。ローソンチケットウェブメディア『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。東京芸術劇場企画運営委員。せんがわ劇場演劇アドバイザー。読売演劇大賞選考委員。緊急事態舞台芸術ネットワーク理事。著書に『「演劇の街」をつくった男─本多一夫と下北沢』、『我らに光を─蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちから氏と共著)。
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2023年9月、京都芸術センター フリースペースにて上演を行なった『ダンスダンスレボリューションズ』公演について、アーツサポート関西の「寄付型クラウドファンディング助成」に採択いただき、クラウドファンディングを実施いたしております。皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

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