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クラウドファンディング|森山直人:応援メッセージ

 スペースノットブランクと松原俊太郎の協働作業は、2019年にはじまった。それから4年ほどが経ち、すでに5作目を迎えている。
 『ダンスダンスレボリューションズ』は、先日京都で見た。「レボリューション」という言葉がかかげられているが、たぶんそれは「嘘」だ。なぜなら、たぶんそこで目指されているのは、「革命」などというこれみよがしの大げさなイベントではなく、時折魅力的な光を発しながらも、本質的には長い時間をかけた化学変化のようなものだったからである。わたしはそのようなラボ的作業に魅力を感じる。そこには信じることと期待することがともなうからだ。惰性で進んでいくだけの演劇業界にはないあざやかな「輝き」を、私も信じて期待しつづけたい。

演劇批評家
森山直人 Naoto Moriyama
演劇批評家。1968年生まれ。多摩美術大学美術学部・演劇舞踊デザイン学科教授。京都造形芸術大学教授、同大学舞台芸術研究センター主任研究員を経て現職。2012年から2019年まで、KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)実行委員長を務めた。著書に『舞台芸術の魅力』(共著、放送大学教育振興会)等。主な論文、劇評に、「日本語で「歌うこと」、「話すこと」:演劇的な「声」をめぐる考察」(『舞台芸術』24号)、「メロドラマ」が「メロドラマ」から解放されるとき──上田久美子『バイオーム』評」(関西えんげきサイト)、他多数。
ご支援のお申込みはこちらから|2023年10月31日(火)23:59まで
2023年9月、京都芸術センター フリースペースにて上演を行なった『ダンスダンスレボリューションズ』公演について、アーツサポート関西の「寄付型クラウドファンディング助成」に採択いただき、クラウドファンディングを実施いたしております。皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

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