Spacenotblank

Impossible Gag インポッシブル・ギャグ

2026年2月7日(土)12:00 チケット発売予定

松原俊太郎 / オクシモロン シアター クラブ / 小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
インポッシブル・ギャグ
オープンリハーサル / リーディングパフォーマンス / ワークインプログレス
2026年3月9日(月)–13日(金)/16日(月)–17日(火)
ムリウイ

ページがめくられ場面が急展開し爆笑、ページがめくられ、その繰り返し

作:松原俊太郎
出演:秋場清之 とんでもあや
演出・出演:小野彩加 島村和秀 中澤陽
協力:草
助成:アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
主催・企画・製作:Oxymoron Theatre Club
共同企画・共同製作:松原俊太郎 スペースノットブランク

概要
岸田國士戯曲賞受賞作家・松原俊太郎が3年の時を掛けて書き続け、2025年10月ついに完成した最新戯曲『インポッシブル・ギャグ』を、島村和秀によるオクシモロン シアター クラブが、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクとともに上演することをめざすプロジェクトを始動する。その初手として、オープンリハーサル、リーディングパフォーマンス、ワークインプログレスを短期間(7日間)の内で行ない、やがて来る(かもしれない)本公演に向けて、さらなる3年の時を掛けんとする気概で連帯して展開する。

あらすじ
M-1王者になるために、そしてミチコに会うためにアメリカから日本へ帰国した大爆笑とカニエ。意気揚々と帰ってきたふたりを待ち受けるのは審査員、審査官、審問官、そして悪魔たち。境界線上で繰り広げられるやりとりは新手のコントや漫才、あるいは超リアリズムな劇のよう。笑ってはいけないのか、笑ってもいいのか、笑わなくていいのか、笑ってもいいのか――なんでもありのようでひたすらに厳しいこの世界の中心で聞こえるのは笑い声か、はたまた――

日程
2026年3月9日(月)–13日(金)/16日(月)–17日(火)

オープンリハーサル 居る|全5日間
観客がいつでも出入りできるリハーサル。見世物としてのリハーサルではなく、通常のリハーサルに観客がいつでも出入りできる、という環境設定。
2026年3月9日(月)–11日(水)15:00–20:00
2026年3月12日(木)–13日(金)13:00–18:00

リーディングパフォーマンス 読む|全2回
観客とともに戯曲を読み、戯曲への理解を深めるリーディング。文字を読み、声に出す、声を聞く、という体験。
2026年3月12日(木)19:00
2026年3月13日(金)19:00

※上演時間は約130分(途中休憩なし)を想定しております。
※受付開始および開場は開演の30分前を予定しております。

ワークインプログレス 見る|全3回
戯曲を覚えることを前提としないで行なう、出演者と演出家による上演。短期間(6日間)で上演を試作し、その成果を披露する。
2026年3月16日(月)19:00
2026年3月17日(火)14:00/19:00

※上演時間は約120分(途中休憩なし)を想定しております。
※受付開始および開場は開演の30分前を予定しております。

場所
ムリウイ
〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷4-1-22 3F
小田急小田原線「祖師ヶ谷大蔵駅」北口より徒歩7分

Google マップ

2026年2月7日(土)12:00 チケット発売予定

料金
前売券(事前支払・全席自由)
オープンリハーサル:1,000円
リーディングパフォーマンス:1,500円(1ドリンク別:当日現金支払)
ワークインプログレス:2,500円(1ドリンク別:当日現金支払)

※オープンリハーサルはドリンクなし(持ち込み可)。リーディングパフォーマンスおよびワークインプログレスは1ドリンク別(当日現金支払)となります。

二次創作割引:各500円引
※本公演に関わるレビュー、イラスト、詩、随筆など二次創作物を提出いただける方を対象とした割引となります。

当日券(当日現金支払):各500円増

お問合せ
Oxymoron Theatre Club:oxymoron.tc@gmail.com


作:松原俊太郎
劇作家。1988年、熊本生まれ、京都在住。日本には数少ない、劇団も持たず演出もしない”純粋劇作家”として戯曲を発表する。戯曲『みちゆき』(2015年)が第15回AAF戯曲賞大賞を受賞。戯曲『山山』が第63回岸田國士戯曲賞を受賞。主な戯曲に『光の中のアリス』『ダンスダンスレボリューションズ』『インポッシブル・ギャグ』、小説に『ほんとうのこといって』『イヌに捧ぐ』など。

松原俊太郎|コメント

新しい戯曲を書くのはパないことです。世間ではゼロ→イチとよく言いますが、私の場合はマイナスからのスタートです。なぜなら私のように半端な承認をうけつつ難解でよくわからないと言われ続ける芸風からキャリアをスタートさせてしまいますといったい何がわかって何がわからないのか自分でよくわからなくなってしまうからです。そして、何を書けばよいのかわからないまま爆笑しながら書く、というZENの境地ともまた異なる京都の地で書き上げた最新戯曲が、戯曲『インポッシブル・ギャグ』です。
筆をおき、ふと顔を上げてみると3年の月日が経っており、浦島太郎は若返り、極右らが画面上で踊っていました。勢いそのまま京都でいぬのせなか座の山本浩貴演出のもと京都の猛者たちと上演したのが2025年の11月。そしてその半年も経たないうちに別演出で上演しようという猛者たちが現れました。オクシモロン シアター クラブと小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクです。私はワークインプログレスという概念をよく存じ上げませんので上演としてしかと見届ける所存でございます。ぜひ諸共に。


出演:秋場清之
20代、アートカンパニー情熱のフラミンゴで演劇 映像 ラップ ダンスなど様々なジャンルの作品を制作出演。’20年江原河畔劇場で開催された演劇人コンクールで別役実の『受付』を上演した体験を機に、虚空との交感を大切にしつつ軽やかに舞台を遊べる身体を目指す。近年の出演作品には、2023年 鳥公演『ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-』金田役(作:西尾佳織/演出:三浦雨林)。2024年 隣屋『see you soon』一人芝居(作:三浦雨林/演出:カゲヤマ気象台)。2025年 Oxymoron Theatre Club第1回公演『ノーマンズランド』ハースト役(作:ハロルド・ピンター/翻訳:朝比奈竜生/演出:島村和秀)などがある。


出演:とんでもあや
1975年9月5日生まれ、千葉県出身、O型。ソニー・ミュージックアーティスツ所属ピン芸人。東京芸術座の女優として活動後、2014年6月から芸人活動スタート。いくつかのコンビ結成・解散を経て2018年に「あっぱれ婦人会」結成。大晦日に放送のブレイク芸人の登竜門、日本テレビ「おもしろ荘」に出演も2024年1月に解散。その後ピン活動を本格化し、日本テレビ「女芸人No.1決定戦 THE W 2025」のファイナリストへ。不思議なリズムのネタが一部で話題となる。


演出・出演:小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しいメカニズムを統合して用いることで、現代における舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。固有の環境と関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、クリエーションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。Dance Base Yokohama レジデントアーティスト / “Wings” クリエイター。

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク|コメント

ページがめくられるたびに世界のルールが「アップデート(苦笑)」され、笑いの可否さえ反転していく。急旋回の連続に、私たちは「上演」以前にある時間をもう一度、姿勢の中核として置き直したいと意見交換しました。『インポッシブル・ギャグ』は、ギャグだからガンバ、という乱暴で誠実な命令をこちらにキラーパスしてきます。その命令に従うほど、笑いは快楽ではなく審査であり、審査は演技になり、演技は現実の判断を剥き出しにしていきます。
7日間というスプリントで、オープンリハーサルとリーディングパフォーマンスとワークインプログレスを並走させるのは、完全形態を見せるためではなく、転び方そのものを共有するためだと認識しています。観客が出入りできる「居る」時間も、声と文字の摩擦が起こる「読む」時間も、過程を許したうえで立ち上げる「見る」時間も、全てがこの戯曲の速度と残酷さに触れるための装置になるはず。笑ってもいいのか、笑わなくてもいいのか、場で迷い続ける身体ごと、ムリウイで一緒に転がってください。来てくれるかな?


演出・出演:島村和秀
演劇ユニット Oxymoron Theatre Club(略:OTC)主宰。劇作家、演出家。2025年7月、旗揚げ公演として『ノーマンズランド』を上演し、ことばと記憶、身体と沈黙の力学を構築する。【現実】は矛盾をスルーするための演劇であり、【舞台芸術】は詩とスポーツによる社会実験の場であるという哲学のもと、ことば、運動、物語、状況に熱狂しそうになるたびノッキングを起こしながら軋む現実を逆さにして、また逆さにする。

オクシモロン シアター クラブ
2024年設立。演劇作家・島村和秀の創作をプロデュースするユニット。【oxymoron】とは撞着誤報や矛盾技法を意味する英語で、舞台芸術は個人や集団、社会の矛盾を統合する人文学的な実験装置であるという考えのもと命名。劇場のような多様な上演プログラムを持ち、舞台芸術に関係する上演以外の場の提供、劇団とは異なる新たなクラブコミュニティの形成を目指す。

島村和秀|コメント

「逆さから見れば愚かさも反対になるでしょう」を暗黙のスローガンにコロコロコロコロ時間の坂を転がるように生きていたら、次第に加速して、過ぎゆく風景すべてが愚と賢の像の重なりに見えて、そうしためまぐるしい光景に僕は半目で「世界は複雑なものだから」とやり過ごすようになっていました。ところが、松原俊太郎さんが書いた『インポッシブル・ギャグ』はタイトルの通り「がんばってギャグをやるんだ」という一点から〈やり過ごし〉を拒んでいます。「なぜ?」という論法は通じず、ギャグだから頑張ってやりなさいと。スペースノットブランクの小野彩加さんと中澤陽さんは「島村さんっていつも転がっていますよね」と忌憚なく言ってくれるし、それどころか「こうやって転がったら面白いんじゃないですか?」と Go & Go! の精神で更なる先を目指す。秋場清之さんは高い集中力とその独自性でひょうたんから巨大なひょうたんを出し、とんでもあやさんはステージ1の穏やかな平原でもきええええ! と刺し違う選択ができることを想像できます。本企画はこうしたパーティで行く激烈な道程を見られる場です。どうぞ観光気分で、または様々な気分でお越しください。

Back to Performances