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鈴木望生|緑のカラー・出演者インタビュー

2017年9月に行われたスペースノットブランクの初めてのワークショップオーディションに参加し、今回初めて出演することになった鈴木望生。現在大学3年生の彼女が、なぜ演劇の道へと進んだのか、自己の内面と外面を模索してもらいながら話を聞いた。インタビューは石倉来輝との対談形式により、2018年、年明け早々の「緑のカラー」稽古場にて行われた。


「緑のカラー」稽古場にて。 撮影:石倉来輝

鈴木望生 すずき・のぞみ
1997年2月20日生まれ。俳優。多摩美術大学美術部演劇舞踊デザイン学科在学。俳優として、ヨネスク「わっぱら@ジーバの庭」「奥の森の方」などの作品に参加している。

大学入って、色々やってきて、段階を踏んでる感じがしてて。すごい、新しいものにまた出会って、みたいな。ハッピー、みたいな感じです。

___石倉:今、稽古どうですか。

鈴木:今、お休み入っちゃってて、休みって感じですけど、台本開いたり開かなかったりって感じですけど、昨年の10月、私は参加できてなかったんですけど、別の舞台があったんで。終わった後からは結構コンスタントにやってたので、やっと2週間3週間、時間を置いて、距離を取ってるみたいな感じです。

___石倉:距離取って見えてきた、腑に落ちたりとか疑問に思ったりとか、今回の制作についてありますか?

鈴木:いわれたことを、ノートに取ったりしてるんですけど、家帰ってからそれ見直して、台本とか見たりすると、その時はゆってることよくわかんなかったけど、その言葉を繋ぎ合わせてみると、なるほどな、って思うこととか、やっとゆってることが理解できるようになってきたんです。最近。

___石倉:ノートにはどんなこと書いてるんですか。

鈴木:もっとなんか好きなようにやってください、とかよくいわれるし、私が結構、固定概念が強いというか、そうなんだと思うんですけど好きにやっていいとか、選択を自分でしてくださいとか、そういうこととかがよくノートに。もう単語単語なんですけど、にあって、最初ほんとゆってる意味がわかんなくて、えー、って感じだったんですけど、最近やっと。すごい飛びますけど、なんか海外に行った時に英語勉強してるけど行ってみたら全然わかんなかったりするのと、1週間行って帰ってきたらちょっと英語聞けるようになってたみたいな感じで、やっと言葉が馴染んできて。ちょっとだけ、ちょっとだけわかるようになったかなって気がしてる。やっとはてなが少なくなってきた気がする。稽古場でそういう意味で止まっちゃうことがちょっとなくなったかなって気がしてます。

___石倉:スペースノットブランクが初めてワークショップオーディションをやって、鈴木さんはそこからの参加ですけど、どうですか。

鈴木:私、これが初めて受かったオーディションなんです。だったのもあるし、私は大学に入ってから演劇を始めたんですけどちゃんとそれまではすごいそれこそ商業演劇じゃないけど、そういうのばっか見てたからこういう演劇があることも大学に入るまで知らなくて。大学に入って、大学の先輩とかから見聞きしたり、一緒にやらせてもらったりってので、ちょっとずつそういうものがあるってことを知って、授業でもやって、おもしろいと思って、私的にはだいぶ、そういうものを理解というと気持ち悪いんですけど、してきたつもりだったんですけど。より、自分を、個人個人が求められるというか、自分が表現することを求められる場に身を置かせてもらってるなって感覚があって。そういう意味ではすごい、大学入って、色々やってきて、段階を踏んでる感じがしてて。すごい、新しいものにまた出会って、みたいな。ハッピー、みたいな感じです。

___石倉:鈴木さん出身はどこなんですか?

鈴木:横浜です。

___石倉:横浜。今もそっちに住んでる?

鈴木:はい。実家なので。

___石倉:横浜で、高校の時は別に演劇とかやらず?

鈴木:なんか結構めんどくさいんですけど、幼稚園の頃から英会話に通ってて、その英会話スクールのテーマっていうのが、ドラマを通して英語を学ぼう。っていうので、だからずっとそういう、喋る、みたいな。ちょっと台本があって、やる、っていうのが、すごい昔からやってて、英会話じゃなく、どっちかっていうとそっちが好きになってしまって。

___石倉:それは英語でやるんですか。シェイクスピアとか?

鈴木:やんないやんない。そんなのやんないですけど。普通に子供が楽しい、不思議の国のアリスとか、シンデレラとか、ピノキオとか、そういうわかり易いやつ。青い鳥とか、あとアラビアンナイトとか、をやってて、それがすごい楽しくて、中高でも、演劇部は結構こわい感じの演劇部で。

___石倉:結構バリバリ。

鈴木:バリバリな感じで、で女子校だったのもあって上下関係も厳しくて、そこは無理だなって思ったんで、ESS(English Speaking Society)っていう英語で演劇をする部活に入って。お遊びでずっとやってて、興味はあったけどちゃんとはやってなくて。

___石倉:でそこから、高校卒業して多摩美術大学(演劇舞踊デザイン学科)に入ったって感じですか。なんで多摩美にしようとかってあったんですか。

鈴木:私が中3くらいで進路を出さなきゃって時に、その当時はまだ日芸(日本大学芸術学部)しかなかったんです。大学で演劇をやるってことは結構前から決めてたから、ずっと日芸に行こうと思ってたんですけど。おもしろいことがしたかったから、演劇やるか、心理学やるか、って思ってて。やっぱり演劇を実際にやりたいなって思って、で途中で多摩美(演劇舞踊デザイン学科は2014年4月に開設)が出てきて、私が受験する時に1期生がいる感じだったんですね。いままで知識もないけど、でも、野田秀樹がいる、と思って。おもしろいかも、と思って。新しいことができそうだな、と思って。新しい、ってかできたばっかの学科だったから自由もありそうだし、おもしろいことになりそうだな、って思って。受験者数も少ないじゃないかな、って思って。受けて、受かったので、多摩美にしよう、って。だからずっと日芸志望だったんですけど、高3で多摩美に変えました。

___石倉:そうなんですね。それまでの英語でやってる演劇のイメージと、多摩美に入ってからの演劇のイメージって、変わりましたか。

鈴木:狭かったな、って思います。単純に私のイメージしてた、演劇が。それこそちっちゃな世界で、学校の中、っていう世界で発表するってなると、そこに向けた作品を作るじゃないですか。演劇部は別にいるし。どうやって人を呼ぶかみたいなの考えた時に、やっぱり楽しいものをやる、みたいになって、ディズニーやったりとかしてて、みたいな感じだったから、そういうすごいみんなが知ってるものをずっとやり続けてたので、新しいものを作り出すっていうことをやったのが大学からで、こんな幅広いというか、おもしろいんだと思って。だから羽衣(FUKAIPRODUCE羽衣)を見た時もすごい衝撃的で。野田秀樹見た時も衝撃的だったんですけど、でも野田秀樹さんの作品は結構大きいというか、まあまあ有名じゃないですか。でも羽衣とかを見た時、すごいゾクゾクするというか、こういうことを人の前でやっていいんだ、と思って。そういう意味ですごいおもしろくて。大学入って、ショックも大きかったんですよ。おしっこ、っていうんだ、歌の中で、みたいなショックとか結構大きくて。女子校出身だってのもあるんですけど、でもそれが途中からおもしろい、と思えるようになってきて、からはすごいおもしろいな、って。


「緑のカラー」稽古場にて。 撮影:石倉来輝

2017年の目標が、オーディションに受かることだったんですよ。

___石倉:まだ大学生ですもんね、あと1年?

鈴木:そうです。あと1年。今、大学3年。4月から4年なので。

___石倉:いままで外部の公演に出演されたりとかはしてたんですか?

鈴木:大学の先輩とはやってました。それは、学校外、に入るんですかね。

___石倉:じゃあそういうのとは関係なく、外部の公演に出演するっていうのは今回が初めて?

鈴木:1回だけあるんですけど、そこは小屋を持っていて、毎週演劇をやってるみたいなところで、小屋のファン、箱推しみたいなのがいる、みたいな感じで、台本とかも何本かあって、時々新作が入るって感じで、そこで1回だけ出たんですけど。新しいことしたいっていうか、新作が作りたいというか、新しいことしたい欲がすごいあって。

___石倉:今回のワークショップオーディション受けようと思ったきっかけみたいなのとかって何かありますか?

鈴木:きっかけとしては、元々、古賀さん(古賀友樹)が出てて、古賀さんは大学の先輩で、なんか私が1年生の頃、授業とかにも参加してくださっていて、すごい古賀さんは素敵な役者さんだっていうイメージがすごいあって、魅力的だと思ってて、で古賀さんのツイッターをフォローしてて、古賀さんがスペースノットブランクに出てるって情報は知ってて、見に行きたいと思ってたけど行けてなくて、で古賀さんがワークショップオーディションやります、みたいな情報回してくれてて、で、写真がおもしろかったんですよ。古賀さんの写ってる写真が、なんかフラフープみたいなつけてて。


2017年「ラブ・ダイアローグ・ナウ」 撮影:石倉来輝

___石倉:せんがわでやった時のやつ。

鈴木:そうですそうです。が、おもしろいと思って、で、なんかおもしろいと思ったものだったらやりたいなと思って、古賀さん出てるし、みたいな。で、オーディションを受けよう期間みたいなのが私の中で時々発生するんですね。深夜に5本ぐらい一気に送ったりとか。今だ!みたいな時があって、スイッチが入るとすぐ送るんですけど、そのスイッチが入ったのがたまたま、スペースノットブランクの募集してる時期で、バーッて色んなの送った中の1本だったと思います。そう、2017年の目標が、オーディションに受かることだったんですよ。だから、そう。嬉しかったです。すごく。

___石倉:ワークショップオーディション。2日間ありましたけど、その時の感触はどうでしたか?

鈴木:1回目、台本読む、踊る。みたいなのはすごい正直やり易くて、なんだろ、すごい楽というか、ある意味与えられてるから、結構レールがちゃんとしてるというか、飾り付けするだけ、みたいな感じがしたんですけど自分的に、だから、あー楽しかった、みたいな、でもすごい魅力的な人がいっぱいいたから、イェーイ落ちた落ちた、と思って帰って、お母さんにも落ちたよー、ってゆって、そしたら連絡いただいて、で次行った時は、もうパッパラパーです。


スペースノットブランク・ワークショップオーディションにて。 撮影:石倉来輝

___石倉:2回目はどんなことしたんですか。

鈴木:なんか、単語、もらって、そっから創作するみたいな。

___石倉:どういう単語だったんですか。

鈴木:サウンドプルーフ。すごい覚えてる。ウォータープルーフが防水じゃないですか。サウンドプルーフは、防音みたいな。なんぞやみたいな。感じで、作ったと思います。あと、サラウンドだ。人を自分を捕まえて、パフォーマンスする、みたいな。で最後みんなつなげて、みたいな感じだったと。

___石倉:どうでしたか。

鈴木:正直いうと、なんかそういうのすごい苦手で。なんか新しい表現をしたい願望はすごいあるんですけど、そういうの苦手というか、難しく考えすぎちゃうというか、自分のやってることがつまらないっていう謎の意識があって、自信が出ないみたいなのもすごくあって。それもすごくいけないと思うんですけど。だからなんか、ネタがあるのに出せないとか、おもしろくないんじゃないかって引っ込めちゃったりとかして。みんなおもしろくて、今回一緒の、石田ミヲさんなんて、超おもしろくて、ハンガーをくっつけて、ぐるぐる回して、サラウンド、っていうんですけど、めちゃめちゃおもしろいなって思って笑い転げてたんです。これも落ちた落ちたと思って。でも、そういうことができる場所があるのが素敵だなと思って。単純に与えられて終わりじゃなくて、渡されて、作る場、見てくれる場があるって素敵だな、って。そういう意味で、すごくオーディション受けてより魅力的だなって思った。


「緑のカラー」稽古場にて。 撮影:石倉来輝

いいストレス感というか、いいプレッシャーと、いい緊張感の中でやってるって感じです。

___石倉:今、創作が2月の本番に向けて進んでますけど、どうですか。稽古はどんなことしたりするんですか?

鈴木:最初は聞き取りみたいな感じで、喋って、それを書いてくれて、私その1ヶ月間行けてないんですけど、別の本番があったので。多分1ヶ月、皆さんそれをされてて、私は何回かいって2〜3回喋って、みたいな、それがもう現段階では台本になってる。みたいな感じで、それを貰ってて、で立ち稽古入ったかと思ったら、またその、スティング、とか、来て、また、作る。みたいなのがあって、それを使うかもしれないみたいなこといわれて、そうなんだ、と思って創作をして、それが1週間2週間ぐらいあって、たらなんか、また台本が来て、また構成が変わってる、あれ全部カットなってる、あれあれあれ、みたいな。で今度はシーン、ゼロから作ってください、みたいな。ずーっと、2週間にいっぺんぐらい違うことやってるみたいなイメージが私はすごくあって、それがなんかおもしろいというか、なんだろ、集中力が途切れないというか、新しいことやってると新鮮だし、2週間にいっぺん違う作品かなって思います。あれ作品変わった?みたいな。

___石倉:難しいですか?

鈴木:すごい、苦手なことを、苦手というか、苦手意識が強いものをやってて、でもそれが私はすごい好きなんですよ、苦手なものに向かってるのが。苦手だ〜、って思いながら、クソ、って思いながらやるのが楽しいんで。だからいいストレス感というか、いいプレッシャーと、いい緊張感の中でやってるって感じです。

___石倉:自分が苦手だと思うのは、自分を自分でいいと思えない。みたいなとこなんですか。

鈴木:ほんと、そこかなって思って。それをゆってくれるのがすごい私は嬉しくて、なんか学校とかでも、なんだかんだいいんじゃない、とかいうのが多かったりとか、明確な否定をあんまりされなくて、否定でもないんですけど、ちゃんと指摘してくれる人がいなかったので、そういう意味ではすごいなんか。これはこう考えちゃってるんじゃないですか、とか、そういうことをすごい指摘してくれて、でもそれは個人の意見だからってことをちゃんといってくれるっていうのが、見てるもの、見てて思ったことをちゃんといってくれるのが、すごい私はありがたくて、それいってくれる人あんまりいないじゃないですか。今後やっていく上でも、自分がどう見えてるかってやっぱり、頑張って自分で客観視しようと思っても、やっぱり見てる人の意見が大事というか、聞かないとやっぱりわかんないから、自分ではやっぱりそういう意味でも、客観視してくれる意見があるのはすごいありがたいなって思って、色々弱点を突いてもらっててありがたいなって。

___石倉:ちょっと方向を変えて、離れたところから聞いてみたいなと思うんですけど、なんで演劇やろうと思ったんですか。

鈴木:楽しかったんですよ。その、英語劇が。

___石倉:英語劇は、自分でやりたいってゆってたんですか。通うことになってからではなく?

鈴木:最初は通うことになってたから。でも私、何年も続けちゃうんですよ。あんまやめないタイプというか、ずるずるしてしまう、悪くいってしまえば。だから水泳とかも、結局中2くらいまでずっと、赤ちゃんの頃からずっとやってたりとか。英語に関しては、高3までずっとやってたので。多分、環境が楽しかったのはすごいあると思う。英語劇がやりたい子なんてそうそういないんですよ。そういう中でやるのがすごい楽しかったです。発言できるというか、みんなどうでもいい感じだったから、こうやりたい、ってゆって、ゆったらみんな乗ってくれる。高校の時も、発表系がしたいけど、音楽部みたいに歌が歌いたいわけでもないし、演劇部こわいし、みたいなのが集まったのが、ESSだったんです。だからそういう中で知恵出し合ってやるのも楽しくて。で、多分調子に乗っちゃったんですかね、わかんないですけど、楽しい、が大前提で、で大学に行って、勉強するなら楽しいこと、と思って。自分がやりたくないことはやりたくないな、と思って。

___石倉:水泳やってたんですか。そんな長く中2とかまで。

鈴木:親子クラスからやってたから、2歳くらいから始めて。

___石倉:僕も水泳やってましたけど、全然すぐ辞めましたもん。息継ぎが苦手で。毎日行くのが嫌でした。

鈴木:私は1週間に1回だったんですけど、行って友達と喋ったり、そのトレーナー、リーダーっていうんですけど、と喋ったりとかが楽しかったんだと思う。帰りにイチゴミルク買ってもらえるし、そういうのが楽しくて、水泳することに関してそんなに熱があったかっていわれるとそうでもなくて、学校とかも、別に勉強嫌いだったし。友達や先生と喋ったりするのが楽しいから行ってたし、ESSもみんなが楽しかったから楽しかったし、みたいな。ほんと環境です。私の場合は。

___石倉:環境を楽しいって思えるの、鈴木さんの才能かもしれないですけどね。

鈴木:環境はすごい楽しかった。それはもう周りが優しかったり楽しかったり、すごい素敵な人ばかりだったので。


「緑のカラー」稽古場にて。 撮影:石倉来輝

みんなが良しとする道みたいなのがあったとして、それから外れることをするっていう概念がなかったんですよね。

___石倉:なんか好きなこととかあったんですか、小さい頃。

鈴木:人と喋ることが好きでした。誰にでもついていっちゃうみたいな。外国人でも話しかけるし、怖そうな人に寄ってっちゃうみたいな感じだったみたいで。初恋の人が外国人だったんですよ、ハーフの男の子、同い年の、幼稚園で。みんな綺麗な男の子とか走るの早い子とかが好きになるんですけど、私その子がすごい好きで。

___石倉:外国の方が好きなんですか?

鈴木:別にそうでもないと思うんですけど、でも英会話スクールでは外国の方もいたんで、別に今でも恐怖心みたいなのは全然ないんですけど。いることが普通というか。人で選ばないというか。人懐っこいみたいな感じだったみたいですけど。記憶ないですけど。中高の学校の先生にも、鈴木さんはすごい良い子で、もう自分の娘だったら、って思うぐらい良い子なんですけど、本当に成績だけはどうにかならないですか、っていわれるくらい。

___石倉:そんな頭悪いんですか。

鈴木:みんな真面目だったんですよ、うちの学校、きっと。

___石倉:すごい頭良さそうな印象ありますけどね。

鈴木:そういうのをね、装うのがうまいんです。親も何回も呼び出しされてたし。でもスカートは膝下、髪の毛も一切染めないし。そういうことで怒られるのが嫌だったんです単純に。先生とも仲良いし。

___石倉:今から見て、中高の自分とかどうですか。

鈴木:これから色々あるよ、って感じです。大変だぞ、って感じですね。

___石倉:当時の自分が、今の自分見たらなんていうと思います?

鈴木:ちょっと引くんじゃないですかね。わかんないけど。その頃の私は、本当に守られた環境にずっといたので、大胆なことをするとか、道外れたっていうといい方悪いですけど、なんだろうな。みんなが良しとする道みたいなのがあったとして、それから外れることをするっていう概念がなかったんですよね。だから多分びっくりすると思います。私がやってることとかも、当時の私から見たら、意味わかんない、って多分いうと思います。

___石倉:今の鈴木さんはそこと戦ってますよね。過去の自分が歩いてきたレールと、今の獣道。こっちに跳んでいい、って思える自分と、いや待てよ、っていう自分と戦ってるんだなって思います。

鈴木:そう見えてるんだ。そうなのかな。そんな気もする。

___石倉:今、近い将来、今はこのクリエイションが近いと思いますけど。どんな風に過ごしていきたい、とかありますか。

鈴木:今年は良い意味で戦える年になりそうな気がしてて。それこそ去年からここにいさせてもらって、なんかいままでの自分の殻を破るじゃないけど、みたいなことを、ゆってもらって、自分でやりたいと思ったことと合致してて、でもそれが上手くいかない、みたいなとこがあって、それが2月になって、少しでも見えて来たらいいなと思ってて。すごい変化の年になりそうというか、そういう意味で私はすごい2月にかける情熱っていうのは、その作品を完成させてみんなでやるってこともすごく楽しみですけど、自分がどう努力して変化していけるのか。すごく楽しみで、ワクワクしてます。

___石倉:良い。良い締め。

鈴木:締まりました?

___石倉:昨日の自分が、敵、ってことですね。

鈴木:そうです。そうです。


「緑のカラー」稽古場にて。 撮影:石倉来輝

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第28回下北沢演劇祭参加作品
下北ウェーブ2018選出
緑のカラー
2018年2月8日(木)〜2月11日(日)
於 小劇場楽園

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出演者インタビュー掲載中
古賀友樹
佐々木美奈
黒木龍世
石田ミヲ
荒木知佳

インタビュー:石倉来輝
編集:中澤陽

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